薬学のバックグラウンドがなくてもMRになれるのか?

スポンサーリンク
CRAの記事

結論から言うとなれます。
ただし昨今の採用状況を見ていると狭き門になりつつあるなと感じます。

確かに入社した瞬間には大きな知識の差があります。
私も文系卒で大きな知識の差があり業務ができるのか?と不安になったこともあります。

しかしその不安は全くないです。
私は優秀な部類ではなかったのですが、成績優秀者は薬系以外のMRが多かったです。

この記事を読むと・・・
薬学系以外でMRを志望していても不安を覚えることはなくなります
スポンサーリンク

結局は営業

もちろん知識は必要になりますが、使ってもらうための営業をしなければなりません。
つまり薬剤以外のところで情報を収集しなければいけないです。

以下こんな感じ
・医師の処方傾向
・医師のキャラクター
・来院される患者像
・病院との連携状況(どこと連携しているのか)
・キーマンが誰になるのかのリサーチ
・メーカーや卸業者の力関係
・市場規模

これを他社MRや卸業者と情報交換をし仮説を立てていきます。
他にも薬剤師や医師にも聞きに全体像を掴んでいきます、
時には情報収集で難航するかもしれないですが・・・

その仮説をもとに行動してトライアンドエラーを成功するまで成功する。
長い時間がかかるかもしれないですが経験を積むことで精度も高くなってきます。

いろいろ考えてみるととても楽しいですし、仮説がきれいにハマった時は気持ちいいです。
そこに更に実績が大きく加わると感無量ですね笑

どうしたいか(抽象的)を実現(具体的に)させる能力は必要ですね。

MRに限らずCRAでも使える能力だと思っています。

人の気持ちを考える

ある種のコミュニケーションに関わることです。
話すこともコミュニケーション能力ですが、どちらかというと聞き出す、話させる方がMRに必要なコミュニケーションかと考えています。

聞き出すとか話させるとか難しいこと言うな・・・と思われたかもしれないです。

相手の気持ちを思い浮かべながら話すと一方通行になりづらいかと思います。
最初は割と自分の言いたいことを言ってしまってこれだけやってるのになんで伝わらないのだろうと落ち込むこともあるかと思います。
私も1年目の最初の方は自分の言いたいことばかりでした。

相手の気持ちや自分の言いたいことに混ぜてあげると、
相手も”共感してくれている”と心を開いてくれるようになります。

これを軽視するとMRとしては信頼されないですね。
信頼されると仕事以外のプライベートの話もたくさんできますよ、
仕事の話ばかりしていてもつまらないですよね?

ちなみに他社の後輩は3年経っても言いたいことしか言わずに全く医療現場から相手にされていませんでした。競合だったのでとってもありがたかったですが笑

自分がもしそれをされたらを一旦考えてみてください。
私もまだまだですが・・・笑

スポンサーリンク

とにかく実行

泣き言は言ってられないです。
配属後は放り出されるのでやるしかないのです。

私も配属されてからは放り出されて右も左も(仕事も土地も)わからないままとにかく行動しようと必死になっていました。
帰るとクタクタで最初はかなり辛かったですね、体力的にもそうですが社内外で怒られて精神的にも疲弊していました。

それでも続けられたのはMRになった目的がしっかりとあったからで、なければ心が完全に折れていたなと思いまうす。

やればやるだけ失敗も成功も積み重なります。
某企業の重役が「失敗するのは大歓迎です。何もしないことを恥なさい」と言っておりまさにその通りだなと。

1〜2年目は失敗してもいいんです、なにもせず5〜6年目で失敗した時が怖いです笑
なぜなら失敗の内容が1〜2年目にすることだから。
5〜6年目なのになにをしているんだ?と思われ、めでたく『ヤバイ人』認定されます。

先に出てきた医療機関から全く相手にされない後輩はこの『ヤバイ人』でした笑

それでも勉強はある程度必要

私がMR時代は以下の時間に勉強していました。
・次の訪問までの待機時間(車の中)
・昼食中
・病院での待ち時間
・休みの日(30分だけ)

このような隙間の時間を見つけては競合品や注目されている臨床試験を調べていました。

知っていれば自分のプロモーションに使えます。
競合品を1つとっても絶対に自社品では勝てないポイントがあると思うので、そこを避けた提案をすると、ハマらないを1つでも避けることができます。

あとは社内で定期的なテストがあるのでそのテスト対策にもなると思います。
会社によっては昇格やボーナスに関わったりするので・・・笑

今はCRAで抗がん剤を担当しているので臨床試験や再生医療とがん領域の話を医師としています。

スポンサーリンク

最後に

薬学系のバックグラウンドがなくてもMRになることができます。
情報を整理し相手の気持ちをしっかりと捉えることができれば成果を生み出すことはできます。そこに薬剤知識を身につけることができれば更に上を目指すことは可能です。

これを意識していたおかげか今でも好意にしてくれる医療関係の方がいます。
MR時代に作れた大きな財産であると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました