MR不要論

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MRの記事

私が入社した2015年にもすでに言われていました。
これからもずっと言われ続けるんだろうなと思っています。

MR不要論ですが実際のところどうなのでしょうか。
私なりの見解を記載していこうと思います。これ違うんじゃない?という意見ももちろんあると思いますがあくまで私の主観であることをご容赦ください。

MRは不要ではない。というのが私の意見です。
じゃあなんで大手企業はあんなに早期退職を募集していたの?となるのですが・・・

私なりの解釈を交えてと対策を記載していきます。

この記事を読むと・・・
MRが本当に不要か理解ができる
面接でこのテーマの質問に答えることができる

それではいきましょう!

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今までMRの人数が多すぎたから

なぜMRが多かったのか、SOV(シェア オブ ボイス・・簡単にいうとコール数)の時代があったからです。
生活習慣病(高血圧、糖尿、脂質異常)で各社似たような薬剤をたくさん出していました。
そんな中で、自社製品のシェアを取ろうと思ったらどうするでしょうか?

「それも手っ取り早く・・・」

冒頭にも書きましたSOVが答えになります。そうです人海戦術になるのです。
その影響から今まで大量のMRがいたことになります。

なので適正な人数に落ち付こうとしているというのが正しい見方なのかもしれません。

資金が潤沢にあったから

これは先ほどのコール数に近いものですが、

”似たようなものがたくさんある=開発費がそこまで大きくない”
→”利益もそこそこ出る”

ではないかと思います。

近年開発費が大きく膨らんでおり売り上げを出しても開発費で費用が大きく利益が昔ほど出ないということがあり得ます。

利益が潤沢にあれば人を雇う余裕も出てきますし、社員数が多少多くてもなんとかなります。

開発費が大きくなり利益が出しにくくなった今、皆さんが経営者の立場だとどうしますか?
開発は明日の会社の生命線にもなるお金です、出し惜しむ理由がありません。
対して人件費は削りやすいところですね・・・

特に成果も出していない40歳以上のMRは、バリバリ成果を出している20〜30代に比べても人件費がかかり削りたい対象になるわけです。

近年の40代以上の早期退職を募集する企業はそういった背景もあるのではないかなと思っています。
しかし会社が早期退職をさせたい人物と実際に手を上げる社員は異なります。実力が十分で会社としても今後も残って欲しい人が辞めて他製薬企業に移るケースもあるみたいです。

これは早期退職を募集していた同年代のMRから聞きました。

開発力のない企業のMRがどんどん減っていくのでMRが減るという見方もできます。

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今後の対策

若い世代は大丈夫だねと思ったそこのあなた。

油断は大敵です。今後はAIなどのシステムが大きな進化をしていきますので医薬品の基本的情報を提供するだけの活動をしていれば若くても淘汰されてしまいます。
MR時代の競合他社でパンフレットの情報提供だけしていた後輩がいるのですが全くと言っていいほど脅威に感じなかったです。むしろシェアをくれるありがたい存在でした・・w

対策としてはAIが苦手としている分野を人間の仕事として捉えればいいのではないかなと思います。

例えば気持ちを汲み取ることや抽象的なことを具体化していく感じかと思います。
気持ちを汲み取るというのは皆さんもイメージしやすいと思いますが、抽象的なことを具体化していくとは・・・?
わからないことを検索するとき頭の中で描いたことと検索結果がヒットしないことありませんか?それをヒットするようにしてあげるイメージです。
日々医師はいろんなことを考えていますしたくさんのことを知っていますが、それでもどうしていいか分からないとなることも少なくはありません。

そんな時にMRの出番だと思います。悩みを整理し、具体化して自分の提案が結果として患者さんが良くなったと言ってもらえたら、その時はとても嬉しいものです。
そうならないことも多々ありますが・・・それでも感謝されます。

最初のうちは自社製品の情報を正確に伝えることがメインになりますが、慣れてきたら相手の話を聞き込みそこからニーズを探っていくともっと楽しくなると思います。

今後はもっと専門的な領域(がんや希少疾患)を扱う企業が増えると開発できる企業や競合他社も少なくなるのでもっとMRの人数も少なくなるかもしれないですね。

最後に

MRに限らずどの分野でも「○○はもう終わり」という人がいます。
未来のことはわかりません、絶対大丈夫と思われていたものがある日突然崩れ落ちることだってありますから。

MRとして働く知識はもちろん、生きていく力をつけていきましょう。
社会人を6年ほど過ごして思ったことは人間突き抜けて何かを実施するととてつもなく強いです。

私も道半ばですが、頑張りましょう!

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